「性転換」カテゴリーアーカイブ

自己女性化愛好症と性同一性障害は違う

きいろはね女装娘とは違う女性になりたいのとも違う自己女性化愛好症っていって自分しか愛せない自己愛性人格障害なんだって。

自己女性化愛好症は男性の性的な倒錯傾向であり、自分が女性だと想像することで性的に興奮するのが特徴です。

あなたが自己女性化愛好症でこの動画のようなコスチュームを身に着けたらギンギンに興奮するということになります。

男性の2,3%が自己女性化愛好症であるという報告もあります。その中のかなりの部分が性同一性障害である可能性が高いと思いますが、イコールではありません。性同一性障害なら自分の本質は女性であると認識しているので女性になりたいと思っています。性同一性障害ではない自己女性化愛好症なら、自分の中身は男性であると認識しながら、女装をしたり自分が女性化することを想像することで男性として性的興奮を得ることになります。

とても微妙で複雑ですね。

声帯を実際に見たことがありますか?


声の女性化手術前の声帯検査を撮影したものだそうです。声帯とはこんなに精密にできていたんですね。声を高く使用として下手に手術したら失敗しそうだなということがよくわかりました。周囲を引っ張ることで声を高くするとか、注射で若干委縮させるとかにとどめておいた方がよさそうだなということが実感できる動画でした。

声を高くする手術を受けようと考えていらっしゃる方はよく考えられた方がいいと思います。

ただ、小説の中ではバンコクの病院で声転換手術を受けると、手術直後はカエルをつぶしたような不自然でハスキーな声になりますが、半年経つと女らしい声になることになっています。あれ、ウソなんでしょうか……

本格的な性転換小説との出会い

私が本格的な性転換小説と初めて出会ったのは小学校高学年の時でした。

それまでは何となく「女の子になりたいな」と思っていて、姉のスカートをうらやましいな、と思ってはいましたが、本気で女になろうとまでは思っていませんでした。テレビでオカマを見ることはありましたが、女性と同レベルに美しいオカマはテレビにはなかなか出てこなかったし、女の子になるということが自分にとって現実的に可能なことだとは思っていなかったのです。

それは夢であり、白昼夢のネタでした。

ロビンソンクルーソーとか十五少年漂流記を読むと、無人島で一人っきりになった自分が難破した船から漂着したスカートをはいて生活するような白昼夢を見ていたのです。

最初に本格的なTS小説を見たのは「サンデーナイト・リムーバー」という前橋莉乃さんの本です。これはオンライン性転換小説の草分け的な本で、ネット上で小説のうち7~8割を読むことができました。残りを読みたい人は送金すると解凍用のレジストコードが送られてくるというものでした。前橋莉乃さんは本名が立石洋一さんというプロの物書きだそうです。当時すでに無料で読める性転換小説はネット上にあちこちアップロードされていましたが、前橋莉乃さんの小説はさすが有料なだけあって、本格的小説は違うなと感じました。前橋莉乃さんのHPで無料で読める部分は全て何度も読みましたが、実際に購入して全編を読んだのは「マムズ・リーズン」と「テロル・イン・パープル」の二冊だけでした。小学生~中学生ですからクレジットカードが使えるわけでなく、お金は持っていても、送金するのに苦労しました。親にばれたら大変だからです。

前橋莉乃さんの次に読んだ本格的TS小説は桜沢ゆうさんの「性転のへきれき」シリーズでした。ひろみの場合、かおりの場合、由香の場合、洋子の場合、えりの場合、と発売され、そのたびに送金に苦労しましたが、本当に必死で読みました。

前橋莉乃さんの小説は性転換小説というより、どちらかというと女装小説であり、私の魂の叫びと完全には一致していなかったのです。

桜沢ゆうさんが性同一性障害の苦しみを持った方だということは小説を読むとひしひしと伝わってきました。というよりも、自分が性同一性障害であり、性同一性障害とは何なのか、桜沢ゆうさんの小説を読んで明確に認識してしまったという方が正しいかも知れません。もし桜沢ゆうさんの小説に出会っていなかったら、私はもう少し軽傷のまま、人知れぬ悩みを持った普通の男性として一生を送ることができたかも知れません。

性転のへきれきは、一貫して前向きで楽観的な基調になっていると思います。性描写はサラリとしていて、全く18禁ではない感じです。性同一性障害の人間がTS小説に求めるのは「濃いセックス」ではなく「希望」なんです。(そうでない方もいらっしゃるかも知れませんが・・・)

性転のへきれきの5冊のうちで私が一番好きで何十回も読んだのは「かおりの場合」です。主人公の「かおる」は工学部を卒業して建築会社の情報システム部に勤めますが、上司からパワハラを受けて会社を辞め、なにかの拍子で女性だけのIT会社にアシスタントとして入社することになります。「女性だけ」というのが売りの会社で社員に男性がいることは秘密なのですが、かおるの大好きな先輩が事故で急死し、その穴埋めをして顧客と会うために、女子の制服を着ることを社長から強制されます。それから色々あって、結局は感動の結末に至るまで波乱の連続なのですが、ストーリーに不自然さや嫌味が全くなく、先輩と主人公との間の愛のテーマが全編を包んでいます。何十回読んでも、毎回、必ず涙がポロポロ出てくる場面があり、十年もの間、私を支えてくれた小説です。

小中学生のころと比べて今ではなんでも大量に出回っており、性転換小説も沢山手に入ります。でも男性の性的興奮のために書かれているものも多く、かおりの場合のように、性同一性障害の小説家が希望をこめて書いたような小説とはなかなか出合えません。

お勧めのTS小説についての書き込みをお待ちいたします。

完全性転換ニューハーフ vs. 玉なしNH vs. ペニバン付き純女の3Pを見て感情移入できますか?

Momominに性転のへきれき「ユキの場合・よじれた戸籍」を読まされました。(参照記事:製薬会社に就職が内定していた僕に採用取消通知が届いた – 戸籍が女性になっていると言われた)

本サイトを訪問される方にとって、この小説で特に面白いのはレズの3Pシーンだと思います。小説の最後の方に、主人公(完全性転換済み)と主人公の元恋人(サド系の純女)とその純女の従属物のようなニューハーフ(玉なし・竿あり)の三人が絡むシーンが出てきますが、その3Pシーンが特に見ものでした。
性転換小説ということでライトノベルかと思ったのですが、意外にシリアスな小説で、読後感としては自分が性転換して女体化してしまったような気がするほどどっぷりつかりました。

そこでは、主人公の膣に玉なしNHがペニクリを挿入し、そのNHのアナルをペニバンの純女がファックするシーンが出てきます。

主人公にとって玉なしNHは元恋人の純女の面倒を見てくれている妹分のような位置づけなのですが、絡んでいるうちに、元恋人の愛を奪われたくないというライバル心が出てきて、主人公とNHが競い合うような雰囲気になります。

そこで純女(サドで女王格)は、NHのペニクリを持って主人公に挿入させるのですが、NHのペニクリというものは直ぐに萎むものであり、好きでもない女(性転換した元男性)の膣に入るとフニャフニャになります。

そのNHを純女が後ろからペニバンでアナルファックすると、フニャフニャだったペニクリがガチンガチンになり、主人公がヒーヒー言う。ペニバンの純女がピストン運動すると、NHのペニクリ経由で、主人公に振動が伝わってイカされてしまいます。

3Pレズと言っても、いろんな体型が考えられますから、この小説の3Pシーンを表すような画像はないか、と思って検索したところ、ありました。

とくにこのシーンです。
3p-005
「ユキの場合・よじれた戸籍」の3Pシーンはこんな体位だったのですね。

ところで、30分の動画で見るニューハーフレズと、小説のエロシーン(5分で読める)とどちらが面白かったと思いますか?

断然小説の方でした!小説を読んだ後でこのAVを見ると、女の子たちが心底本気でやっていないな、と思いました。小説の方は5分で、AVは30分に間延びしているという不利はありますが、むしろ決め手は心理描写にあったのではないかと思います。

私のような一般男性がニューハーフレズを見ると、異性どうしがオッパイやおまんこやアナルを責めあって遊んでいる光景に見えますね。一般男性にとって、このような動画に感情移入するのは不可能に近く、女の子同士のセックスを、観衆として眺める立場を超えられません。

一方、この小説の場合、主人公が純女(サド)に対して抱いている感情、ニューハーフに対して抱くライバル感情、ニューハーフの身体を見たり触ったりするときの体感や感情、ライバルであるニューハーフのペニスを挿入された時の屈辱感や、膣の中での性感、ニューハーフのペニクリがフニャフニャになった後、純女がアナルファックする時の間接的な体感や、その直後に雄々しくガチガチになったペニスの膣の中での生暖かい体感と感情、等々、まるで自分が体験しているかのように感じてしまったのでした。

憑依って、そういうことなんですね。

これが小説と映画の違いというものなのでしょう。

エロ動画よりも、エロ小説の方がギンギンになる場合については以前にも書きましたが、本当に興味深いです。

画像的に近いということでは以下のような作品もありました。

但し、これは純女3人のAVです。

強制女装、女人化ラーメンを食べると女になる?

女人化研究所の強制女装シリーズでは非科学的に簡単に女体化してしまいます。
女人化ラーメンを食べるだけで美しく女体化できるのですから、日本中のニューハーフをお客様にして大儲けできますね。


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その場合、激震が走るのはAV業界です。ニューハーフが完全に純女になってしまうので、「昔の」ニューハーフ作品がプレミアム付きで売れるようになります。ニューハーフ作品の新作がなくなってしまうのです!

一方、こちらは科学的な強制女装作品「美少年強制女装屈辱アナル絶望アクメ 風香」です。

イケメンをいいことに女の子をやりまくる暴力男性が麻酔を嗅がされて「男性女体化研究所」に連行されて、強制女装させられ、緊縛されて女体化・女性化の激しい調教・拷問が施されるのです。

女の子たちに対する悪行の報いとして自分が女の子にされて拷問されるというストーリー。当初は「男」だった主人公の性格が本当に女に変わっていって快感を示すようになるのが見どころです。

長男がストレスのためニューハーフに転向!美熟女と女子大生も加わって果てしない乱交

白水家の長男として生まれた彩瀬まいはストレス過多でニューハーフに転向してしまう。しかし一家の大黒柱は年中家を空け広い家にチンポは一つ…義母の倖田李梨、下宿人の風間ゆみ、日高ゆりあがニューハーフ彩瀬まいのデカチンに群がり強制セックス三昧!淫乱美熟女達の極上フェラチオと手加減なしの腰振り騎乗位にまいちゃん堪らず激射精!射精直後のデカチンは美熟女の追い討ち手コキでまたもイカされる計5発の濃密射精物語!


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この作品は。主演女優:彩瀬まい  風間ゆみ  倖田李梨  日高ゆりあ  で白水家ニューハーフ物語 彩瀬まいのデカペニクリという原題の作品です。キーワードとしては「ニューハーフ  」となります。TRANS CLUBのレーベルからは目が離せませんね。

彩瀬まい がクリチンポをしゃぶり出しニューハーフを責めると、背後からアナルマンコを責められて異様な気持ちよさに無我夢中になり、最後は手コキで射精に至るのです。ぺ二クリをなでなでしてフェラに恍惚となる彩瀬まい がゆったりした腰の動きでバックから貫き、時には自分でシコって発射します。フェラでピストンさせながら「キモチいいわ、もっとして」と悶えまくり。

NH-AV作品では殆どの場合男に責められるのですが、S痴女としての責めも見せてくれます。ムチっとした美味しそうな太腿を好きなだけ楽しめる内容です。 ニューハーフを魅了しフェラで興奮を煽りぺ二クリをアナルマンコに挿入してもらい、次は自分も挿入しつつ手コキ発射してあげるのです。クリチンポをシゴきながら、「おねがい、感じちゃったから吸い取ってくださる!?」と、仁王立ちでペニクリを口に含ませる竿アリのNH女優でした。 タイツを履いて押し倒されながら色っぽく両足を広げて正常位でファックされるシーンに感動します。

超ドMなMTFのマジTS作品・メスネコになってみたい方にお勧め

会社の中の境界線R18続編:僕はネコである

MTFで超ドMな本気でネコとして可愛がられるマジTS作品のご紹介です。

会社の中の境界線」の中で女の子にさせられてしまった主人公がその後どうなったかについて「僕はネコである」が発売されました。

前の恋人に監禁されていた主人公の青葉麻有(マユ)は香月たちの手によって解放されて自由の身となり、会社勤めを再開しました。マユには新社長のアシスタントへの異動命令が出ますが、密かにマユを好きだったチームリーダーの香月はマユを新社長に奪われると心配し、社内異動の歓送会の席でマユにプロポーズします。

「マユ、私と結婚しなさい。今日限り会社を辞めて私だけの子猫ちゃんになりなさい。」

香月のプロポーズを受諾して退職し、香月のアパートに住み着いたマユは、今後香月だけの子ネコとして暮らすよう命令されて厳しい規則を突き付けられます。それは、前の恋人のペットだった時よりも更に過酷なものでした。

  • 毎日二十四時間、この規則に一生の間従う。
  • 言語はネコ語のみ。人間の言葉は厳禁。
  • 着衣禁止。
  • 二本足歩行禁止。
  • 手を歩行以外に使用することの原則的禁止。
  • トイレは砂場で
  • 餌はキャットフードを皿から直接口で食べる
  • 飲み物も皿から直接口で飲む
  • スマホ等はすべて廃棄

マユは香月に言われるまま「香月だけの子ネコちゃん」として暮らすことになったのでした。

こう書けば「性転換アニマル・マゾか」と漫画の世界のように片付けてしまう方も多いでしょうが、これは完全にホンキ作品です。マユは実際にマジで裸、四つ足でニャーンとしかしゃべれず、ネコとして扱われる一生を送ることになりそうなのです。ご主人様が海外出張に出た時には動物託児所に預けられて恐ろしい日々を過ごすのでした。

なお前述の会社の中の境界線はR18ではありません。僕はネコであるは相当なものです。男子だった人がメスネコにされるということはどんなことなのかをしっかりと味わいたい方にお勧めします。

 

時間制限付きの女性化:性転の秘湯 vs. スミカスミレ:45歳若返った女

「時間制限付きの女性化:性転の秘湯」は題名でストーリーが想像できますが、60才の真理夫が秘密の温泉に浸かることで20才の女性に若返るお話です。

今年の3月に終わったTVの連ドラ「スミカスミレ:45歳若返った女」は65才の松坂慶子さんが20才の桐谷美玲さんに変身するシーンを見てワクワクして楽しめました。夜11時になると変身が解けるため、女子大生の服装の桐谷美玲さんの身体が松坂慶子さんに戻ってしまい、結構体重のある年配女性がピチピチ女子大生の服装を着た状況になり、服が破けないか心配になりました。(実際にはデザインが同じで何サイズも大きい服を着ていたので破れることはなかった。) 

「時間制限付きの女性化」で最も困るシーンは、夜変身が解けて20才の女性が60才男性に戻るシーンです。電車の中にミニスカじじいが出現すると大騒ぎになるからです。

「スミカスミレ:45歳若返った女」との共通点は、毎晩変身パワーが解けて元の身体に戻り、朝起きると変身しているという点です。それ以外は変身メカニズムも異なり、「時間制限付きの女性化」には化け猫も出てきません。

少なくとも同じぐらい面白くて、エッチ度は4倍というところでお勧めです。3~4時間楽しめる長編小説でした。

昔男性が支配していた世界(言い換えれば今は女性が社会を支配している!)


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TS(MTF男性)の殆どが被虐嗜好というデータがあります。被虐には男性から奴隷女のように虐められたいというものと、女性から恥ずかしめられ虐められたいというタイプの2種類があり、女性からペットのように虐められたいという方が多いようです。

女性からの被虐というのはいわゆる「M男」と共通するものだと思いますが、女性から命令され、女性から肉体的にも辱めを受けることで快感を得るのはTSも同様です。

今日ご紹介するのは世界維新(旧タイトル:昔、男性が支配していた世界)で、裏返せば「今は女性が世界を支配している」という意味にも取れます。これは動画ではなく小説(590円)で、以前にも書きましたが何度でも読めるし2時間浸りきれるのでコスパは動画より良いです。また動画に出来ない事(ありえない世界を描くということ)が出来るので、それはそれは恐ろしい(甘美すぎる)女性上位の世界に誘われるのです。

女性による無血革命は2016~2017ごろ起きるという感じで書かれています。米軍特殊部隊がイスラム国掃討のために特殊生物兵器を使います。これはロボトミー遺伝子と言って男性の脳から攻撃性を奪う遺伝子をイスラム国兵士に導入しようという非人道的な生物兵器です。あっという間に米軍がイスラム国を絶滅寸前まで追い込むのですが、ある時を境に米軍は完全にイスラム国のコントロール下に置かれるようになり、イスラム国は米国に無条件降伏を迫ります。なぜそうなったということは後でわかるのですが、ウィルスが変異して、男性の脳から攻撃性を奪うはずが、女性の脳の使われていない部分を開発する働きのウィールスとなり、女性のIQが数百(普通あり得ない水準)になるのです。

これ以上ネタバレさせるとクレームが入るので、ここから後は小説をお読みください。日本の女性もあっという間に感染し、初経を迎える頃には、女性は男性にはとても敵わない頭脳レベルになります。人間とサルぐらいの能力差となり、男性は自然に女性を敬い従う状況になるのです。

究極的な女性上位の社会への移り変わりを、主人公(TS?)の視点から描いた小説です。セックスシーンはほとんど出てきませんが、どんなエロビデオよりゾクゾクすること請け合いです。

「一般職にされた男」は超ドMな方向け(男女の立場逆転)

妻の謀略による夫婦スイッチ(強制的女性化)

の記事を読んで興味を抱かれた方のために、夫婦スイッチのネタをもう一題ご紹介します。


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「一般職になった男」という小説です。題名の通り、男性社員が一般職に降格されてしまうというお話ですが、これでもか、これでもか、というほど運命の悪戯でどんどん堕とされます。

女性社長の慰み者にされるのはまだ良い方で(ネタをすべてバラすと面白くなくなるので省略しますが)、主人公を不法な方法で自分のものにした人物から「犬」としてペットにされ、1年以上も裸で首に鎖をつながれて、ワンワンと可愛がられるという、「ここまでさせても良いの?」と読んでいて心を痛めるほどの小説です。

最後には、ハッピーエンドと言えば非常にハッピーエンドな形で終わり、超ドMな読者なら「ああ、心休まる本を読めて良かった」と幸せな気持ちになるでしょう。超ドMでない読者は、少し割り切れないものが心に残るかもしれませんので念のため。

主人公と彼女は大学の同級生で、結婚を約束した仲です。二人の長期的人生設計を持っていて、子育てに愛情を注ぐのが大切だから、夫は会社に重きを置き、妻は家庭に重きを置く、と2人で決めて、主人公は総合職として、彼女は一般職として同じ会社に就職します。

しかし、経理部の一般職になった彼女が秀才で社内試験はトップ、TOEICも870点だったのに対して、国際事業部に配属された主人公の男性は、いわゆる凡人で仕事もパッとしないしTOEICは(国際事業部なのに)600点未満。 国際事業部に新任のエリート女性課長が着任し、主人公は「この男はダメだわ」ということで見切りを付けられ、優秀な人材を探した結果、経理部の彼女が候補に挙がります。

折悪く(折よく)会社が外資に買収され、アメリカ人新社長(もちろん女性)の能力重視、女性活用の新人事政策に乗っかり、運命の辞令が発令されます。 主人公の彼女は総合職に昇格し、国際事業部にスカウトされます。一方、主人公はどうなったかというと、丁度国際事業部の一般職女性が寿退職するので、「丁度適材適所」ということで、一般職に降格させられて寿退職の女性の後任になるのです。 つまり、主人公の彼女が、主人公の直属の上司になったわけです。

これからの世の中で、同期の女性の下で働くようなシチュエーションはそんなに珍しいことではなくなるのでしょうが、この小説の場合は別な突発的事情が出てきて、「一般職の服務規定の運用の厳格化」という事態になってしまいます。(その事情はネタバレになるので省略)。

それが何を意味するかというと、勘のいい皆さんは既にお分かりと思いますが、「一般職ならピンクの制服を着なさい」ということです。 ここまでは、公開されている第1章と、小説のタイトルからして想像できる範囲なのでバラしますが、ここまでで小説全体の4分の1ぐらいでしょうか。それから後は、前述の通りドMでないと耐えられないことが次から次へと主人公に襲い掛かります。
この小説は自分が大島薫ちゃんになったつもりで読むのが良いかもしれません。